長らくのご愛顧、有り難うございました。
 蕎麦屋木阿弥の営業は先月25日の日曜を以て、
約15年間(正確に申せば、14年と9ヶ月弱)の幕を
無事?閉じることが出来ました。茲に謹んでご報告申し上げます。
 何もかも引き払い、清掃して、町の職員には30日の日に鍵も渡して
晴れ晴れとした気持ちで、自宅のある大牟田へ帰って参りました。

 皆様には、本来ならば、何をさておいても一番に、
ご報告を申し上げねばならない所でしたけれど、
閉店の手続きやら撤収の手配、かれこれにて、
ついついご連絡が遅れてしまいました。
 たいへん申し訳ございませんでした。

 それにしても、かく多年に亘り、地域の皆様を始め、
多くの常連様、そして通りがかりに偶々寄って食し、
褒めて下さった実に多くのお蕎麦好きの方々にも、
心より厚く御礼申し上げます。有り難うございました。

 また、町から突然に言い渡された『退店通告』に関して、
「それはあまりにも実情を知らない酷いやり口だ」だとする
沢山の方々の力強いご支援がありましたことは、私にとりましては
何者にも代え難い『思い出』にもなりましたし、
子々孫々に自慢できる晴れがましい『勲章』にもなりました。
 心から厚く厚く感謝申し上げます。
 
 この、一見「不調に終わった」とも思える
無謀な「異義申し立て運動」ではございましたけれど、
一介の蕎麦屋ふぜいが、町を相手どり「問題提起した」意味は
平穏無事な田舎町に案外無視できない程の、「大きなインパクト」を
与えたとも思いますし、今後ともに町の皆様が
更なる鋭い問題意識を以て町の運営や民家村経営に注目して頂き、
どしどし発言して頂けるならば、私の望外の喜びとする所でもあります。
 要は「我が愛する民家村のためになるなら・・・」であります。

 それにしても、思い返せばこの年月は実に楽しい時間でした。
 蕎麦屋家業を通じ、多くの方々と並々ならぬ熱い親交を深め、
存分に楽しませて貰いました。そして最後の最後まで、
運動にご協力頂いた町の方達、さらには清掃と引っ越しの
お手伝いに駆けつけて来て下さり、最後にはなんと!差し入れまで
して下さった「お友達」にも厚く御礼申しあげたいと思います。
 特に、管理人さんの筒井さんには、解体の為の
大工仕事や運搬雑用までさせてしまいました。

 ともあれ、趣味で始めた覚束ない腕前の蕎麦屋ながら、
終始大変なご好評を頂き、もったいなくも最後まで愛され続けて
終わった蕎麦屋稼業でした。大げさではなく本当に惜しまれて
惜しまれての十五年間でもありました。
 皆様には、ですから感謝の言葉もありません。ただただ頭を下げる思いです。
ありがとうございました。

 「これから、どうするんだい?」と、よく訊かれますが、
「この齢だから、お店を出すつもりはありませんが、
それなりのやり方はあろうかと考えておりますので、
ご安心ください。そのうちにまた何らかの形でご案内を差し上げます」と
申し上げております。どうぞそのおつもりで、
時々はこのプログを覗いて見て下さい。では、また。
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by sobaya-mokuami | 2017-07-02 14:51
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