人気ブログランキング | 話題のタグを見る
さて、それでは昨日の本のご紹介を
 アイウエオ順に書き出しますと、次の通りです。

 浅田次郎『五郎治殿御始末』中央公論社
 黒岩重吾『役小角仙道権』新潮文庫
 笹沢左保『海賊船幽霊丸』光文社文庫
 中村彰彦『桶狭間の勇士』文芸春秋社
 南原幹雄『残月隠密蝶』将軍家の刺客 徳間文庫
 半村良『産靈山秘録』集英社文庫
 平岩弓枝監修 新鷹会・傑作時代小説集『武士道春秋』光
 藤沢周平『隠し剣孤影抄』文春文庫
 藤沢周平『決闘の辻』講談社
 火坂雅志『家康と権之丞』文春文庫    以上です。
 
 目下の所、浅田次郎さんの本(六編の短編集)を、ほぼ、半ばあたりまで読みました。
維新直後のゴタゴタした雰囲気の中で、大きく変わって行く世の中の新しい価値に馴染めず、
右往左往する下級武士達の哀感をたっぷりと味合わせてくれます。
 ・・・と感じたのは、私だけかもしれないけれど、大体にそんな感じでした。
 
 それは・・・浅田次郎さんの巧みなストリー展開に酔わされたということでしょう。
 ひとつひとつが珠玉のように光ってました。一昨日だったかの、このブログ上でご紹介した
「おじさんはナゼ時代小説が好きか』に通じる何かが、あったのかもしれません。おじさんの
心の琴線に触れる何かが・・・

 ところで今朝は家内と娘のお供で、郊外のショッピングセンターへお買い物に行きました。
 「どうでも良いけど、ついてきたら?」のお誘いでした。「ベッドの上に一日中
くすぶっていないで少しは外気に触れたら?の、奴らのご好意だったようです。

 開店早々に行ったにも拘らず、駐車場はほぼ満杯。だいたいこの店は、
市内の飲食店が材料の「仕込み」に来るらしく、たしかにそれらしい人も居ましたけれど、
大半は70歳過ぎのお婆さんでした。
 そしてさらに驚いたのは、(人様のことは言えないにしても)、
野球帽を被った結構な数の(後期高齢者とおぼしき)お爺さん達が、
それなりにお魚とか野菜とか物色したりして大勢いらっしゃったことです。
 「けっこう、その場の雰囲気にしっかり馴染んでる」感じでした。
 「俺もそんな風に見えてるだろうか」と、一瞬、そう思いましたよ。
さて、それでは昨日の本のご紹介を_f0132192_19174850.jpg

by sobaya-mokuami | 2017-09-22 19:17
<< セッセと。ひたすらに歩いています。 まんざらでもない毎日です >>