気がクサクサしたら・・・
  昨日はさるお方の法要に行って来ました。そこで
 昔なじみのお坊さんと色々と語らいましたが、
 おっしゃるには「世の中、随分と様変わりしましたな」だそうです。

  「草深い田舎のこととて、人はいなくなる、檀家は減る、
 高齢化は進む、もはや農村は『後戻りできない所』まで
 来てしまってます」とおっしゃっておりました。
  「後戻りできない所に来ているのは、農村だけでは
 ないかもしれませんね」と申し上げました。
  「新聞の受け売りですけれど、政党の集会で
 『水田は票田ではないぞ』と言った農民が
 居たそうですね」「名言ですなあ」

  修復は愚か、「もはや決して後戻り出来ない」所まで
 来ているのは、日本だけではなく、アメリカも、
 いや、人類そのものも、あるいはそうかもしれません。
  ひょっとすると、個人の暮らしもそうです。
  いや、間違いなく、きっとそうです。「もはや、
 後戻りは出来ない・・・」

  そういう時こそ、パッと郊外に飛び出して、
 おいしいお蕎麦など召し上がったら、如何でしょうか。
  「もそもそ」はいけませんよ。すべからく粋に、
 勢い良く、かっこむからこそ、お蕎麦ですからね。

  昨夜、眠れぬまま、枕元の『藝談』など読んで
 居りましたら、面白いものを見つけました。
  「直侍」をやった菊五郎(六代目)の工夫です。
  雪の中でお蕎麦を食べる有名な場面。
  「直侍」のかっこよさを引き出すには、
 前にたべる二人にはわざと「もそもそ」と
 食べさせることが肝要なんだそうな。
  引き立たせるんですね。なるほど、ね。 
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by sobaya-mokuami | 2008-10-08 10:35
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